ハボエド好きに30のお題
お題:1.身長差
不安な距離
最近不安になる。俺の片思いなんじゃないか、と。
念願の彼女―――――じゃないけど、俺の愛しい愛しい恋人は、何故か俺と距離を取りたがる。しかも微妙な距離。
隣にいて話してる時も、並んで歩いてる時も、俺と二人っきりなのに「半歩」間をあけるのだ。何て微妙!!
最初は恥ずかしいのかと思ったが、そうではないらしい。あいだを詰めても動揺する訳でもないし、久々に逢うと走って来て抱き着いたりもする。
流石にこれは俺の方が驚いた。意外だし、可愛かった・・・だから気持ちが離れてるって事でもない訳で――――
だったらピッタリ寄ったっていいじゃないか!!というか俺は寄りたいんだ!!さすがに人目がある時は仕方ないかもしれないが。
なのに俺がこっそり寄っても、いつの間にか間を開けてしまうのだ。
だから俺は悩んでしまう。俺の片思いなんじゃないかと。
素直に聞けばいいのかもしれないが・・・恐くて聞けない!!何か、どうにかなってしまいそうで――――
「〜い!!少尉!!」
もはや愛称と化した階級が呼ばれている。
っと、いけねぇ。今は問題の恋人――――エドワード・エルリックとの久々の逢瀬だったのに、自分の考えに潜ってほったらかしにしてしまった。
ベッドに並んで座ってたはずだが気付くと彼は目の前にいた。怒らせたかと思ったが、彼は怒るどころか、
「大丈夫か?さっきからボーっとして。熱でもあるんじゃないか?」
心配して俺の額におでこをコツンと合わせた。
うわっ!!こんな行動取られると俺は弱い。さっきの事なんてどうでもよくなってしまう。
「・・・熱はないみたいだな。気分悪い?」
「大丈夫。ごめん。」
別にいいけどと言って離れて座る。また半歩。やっぱりよくない!!俺は覚悟を決めて質問した。
「なぁ大将。この距離は何?」
「は?」
「だから、俺と大将のこの間だよ。これは何?もしかして、俺の隣は・・・嫌なのか?」
後半は弱々しくなってしまった。情けない。彼は半歩の距離を見て困った顔をした。
「・・・笑うなよ?」
ちょっと拗ねた様に上目使いにこちらを見る。
「・・・少尉背高いじゃん?だから横にくっついてると見上げる形になるだろ?
だから・・・首痛くなるんだよ。で、ちょっと下がるとちょうどよくて・・・」
――――あっあれ?・・・物理的な事?つまり身長差が問題な訳で。
「・・・ごめん、気付かなくて。
――――でもよかった。大将が俺の事どう思ってるか心配で・・・」
「すっ好きでもない奴の所にわざわさ来ないっ!!」
彼は顔を背けてそう言った。金髪から覗く耳が真っ赤になっている。なんか嬉しい!!
俺はひょいっと彼を抱き上げ膝に乗せた。目線が逆転する。
「これで問題ない訳だ。」
「・・・これはこれで・・・問題だ。」
恥ずかしいという言葉を飲み込んでむくれている。そんな彼に優しいくちづけを贈った。
この距離が縮まるまでどれくらい掛かるだろうか?いつかなくなるモノならば今は楽しむ事にしよう。
不安な距離はもうないのだから――――
End
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初ハボエドです。
ハボもエドも壊れてます、乙女です。申し訳ない。
うちのハボエドはこんな感じです。こんな感じで続いていきます。
背の高い人の近くにいると首が痛くなるのは緋月の実体験だったりします。
痛くなるんですよ、ホント。で、半歩下がるとちょうど良かったり・・・
あ〜、うちのハボエドって何か・・・恥ずかし・・・げふっ
緋月悠奈