Telephone Voice

 


『今日は暇なのかい?だったら是非とも君の所に行きたいものだが。』
「お上手ねロイさん。こわ〜い副官に怒られますよ?

あら、ケイトが帰ってきたわ。今日は忙しくなりそうなの。また連絡しますね、ロイさん。」
『・・・あぁ。そのうち寄るよ、エリザベス。連絡待っているよ。』

ガチャッ――――ツー、ツー、

 

甘く響く声。耳に残って胸にこだまする。

 

多少の緊張と切なさと愛しさと微かな不安を溜息で押し出した。
「中尉?どうしました?」

「・・・フュリー軍曹、この無線・・・」
「聞こえにくいですか?」

「いえ、大丈夫。よく聞こえる。ありがとう、何でもないわ。」


甘く響く声。この身にはよく聞こえ過ぎる。

そっと紅に染まる空を見上げた――――


   End

 

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甘め?

エドの時もそうでしたが、大佐の声は反則ですよ。

 

   緋月悠奈